PS4 人気おすすめのステアリングコントローラー(ハンコン)比較【2018年最新版】
前回、今人気のレースシムについて特集しました。レースシムがだんだんリアルに近づいてきているのが、分かって頂けたと思います。そうなると欲しくなるのが、ステアリングコントローラー(以下、ハンコン)ですよね。
ここでは、今人気のハンコン6種類を取り上げ、詳しく解説。PS4で使えるものに絞りました。
決して安い買い物ではないだけに、こちらを参考にして後悔のない自分だけの1台を是非選んでみてくださいね。
Contents
ハンコン選びの基礎知識
ハンコン選びの重要な要素「FFB」って何?
今では多くの種類が販売されているハンコン。価格もピンキリで、初心者はどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
しかし、ある程度の判断基準は存在しています。それは「FFB(フォースフィードバック)」が搭載されているか否か、という点。
クルマを運転していると車体や路面の状況に応じてステアリングを握る手に路面からの振動や抵抗感が伝わってきますよね。FFBはこういった事象を再現する機能です。
視覚や聴覚だけでなく、触覚にも訴えかけることによって臨場感がさらに高まるというわけですね。
FFBの意味は臨場感だけにとどまりません。路面とタイヤの状況をハンドルの手応えとして感じることで、適正なステア量・カウンター量を知る手がかりになります。
書くと高度な技術のようですが、実は実車を運転しているときに誰しもが無意識に感じているもの。一度慣れるとFFBなしでは不安に感じるほどで、「手応え」は大切な情報の一つなんです。
ハンコンのメリットは?
ハンコンのメリットは数えきれないほど存在しますが、なんといっても一番は単純に「運転操作に向いている」という点ではないでしょうか。
たしかに通常のパットコントローラであっても運転操作自体は可能です。
しかし、レースシムでは上達を目指していくと実に繊細な操作を要する場面が出てきます。
たとえば操作量。180度切れるハンコンがあるとして、右1/2(=90度)に一発で回すことは誰でもできます。 PS4のアナログスティックを1/4に正確に倒すことはどうでしょうか。1/4(=45度)など、微量になればなるほど難しくなるのはイメージしやすいのではないでしょうか。
操作量だけではなく操作のスピードも、ゆっくり15度切り込む、徐々に早めながら45度切り込む、などあります。先述のFFBのように手応えを感じながら操作する場面もあります。
これらの複雑な操作はペダルにも求められるわけで、これらを手や指先だけで行うのはそれ自身で十分難しいこと。長い自動車の歴史の中でも実車のハンドルが廃れないのは、正確に思い通りの操作を再現するのに向いているからと言えるのではないでしょうか。
細かい操作ができるということは、より自分の感覚に近いドライビングができるということ。つまり、パッドでプレイしていた時よりも大幅にタイムアップも望めるかもしれないということになります。
レースシムにハマる上で見逃せない要素ですよね。
ハンコンのデメリットは?
当然ながら、ハンコンにはデメリットも存在します。価格が高いといこともそうですが、場所を取るというのもハンコンの導入を妨げる「壁」と言えるでしょう。
収納スペースもさることながら、ハンドルとペダルを操作できるような設置スペースも結構場所を取ります。
時には全力スピードでカウンターを当てることもありますから、ハンドルには想像以上に力がかかります。FFBがあればなおさら。簡易テーブルでは、ズレたり揺れたりで集中して楽しめないこともあるので、設置方法には苦労するかもしれません。
そして、設置にも手間が掛かります。パッドのように取り出して終わりではないため、片づけなくなってしまうこともしばしば…。
理想を言えば専用台に常設したいところですが、金銭面でもスペース面でもさらにハードルがあがることは否めません。
しかしこれらのデメリットをもってしてもなおメリットが光る、というのがハンコンの不思議な魅力とも言うことができるのです。
今おすすめのハンコン6選!
さてここからは、実際におすすめのハンコンを見ていくことにしましょう。まずは価格帯の安い、お手頃タイプのハンコンからです。
RWA(レーシングホイールエイペックス)(ホリ)
ゲーム用品で大手のホリがリリースするハンコンが、RWAです。このハンコンのセールスポイントは、何と言ってもその圧倒的な安さ。実勢価格13,000円以下で入手することができます。
ステアリングの切れ角は270度と180度から選択でき、リアルな操作感を追求。またハンコンを設置する上で悩みどころであった「クランプ固定」と「吸盤固定」どちらにも対応できるようになっており、置き場所の選択肢が広がっているというのもポイントとなるでしょう。
FFBは搭載されていませんが振動機能が内蔵されており「それなりに」雰囲気を愉しむことは可能です。初めてのハンコンとしてはおすすめと言えます。
THRUSTMASTER(スラストマスター) T80 Racing Wheel
ハイエンドなハンコンのイメージがあるTHRUSTMASTERブランドですが、リーズナブルなモデルも販売されています。それがT80 Racing Wheelです。
FFBは搭載されず、実勢価格は12,000円くらいとなります。先述のRWAとキャラクターは被りますが、繊細なコントロールをきちんと受け止めてくれるあたりはさすがと言えるでしょう。
発売からかなりの時間が経過していますので、今後さらに価格が下がる可能性があります。こちらもハンコンデビューには打ってつけの1台です。
続いては、ミドルクラスのハンコンを見ていきましょう。
G29(ロジクール)
ずばり、イチ押しのハンコン!と言えるほど完成度と価格のバランスに優れているのが、ロジクールのG29です。
見た目もステアリングが本革であったりペダルが金属製であったりと、やる気にさせてくれるデザインとなっています。もちろん本格的なのは見た目だけではなく、FFBが搭載されているのでリアルなドライビングが可能です。
FFBが搭載されているハンコンとしては価格も抑えめ(実勢価格43,000円前後)で、FFBなしのハンコンからステップアップするにはとても良い機種と言うことができます。
T150 PRO(THRUSTMASTER)
「とにかく安いFFB付きのハンコンが欲しい!」という方におすすめしたいのが、T150 PROです。価格は安い(実勢価格33,000円前後)ですが先述のG29にも決して劣らないスペックを持つ、本格派のハンコンとなります。
FFBはベルト駆動式となっていますので、音は静かで日本の住宅事情にもぴったりと言えるでしょう。
ルックスは全体的に「おもちゃ感」があるのは否めませんが、中身はかなり出来が良いので見た目にこだわりが特になければお得な買い物となるのではないでしょうか。
T300RS GT EDITION(THRUSTMASTER)
2017年に発売されたTHRUSTMASTERのミドルクラスを代表するハンコンが、T300RS GT EDITIONです。
このハンコンの特徴は、その高い拡張性にあります。マニュアルギアシフトの操作性を再現できるシフターはもちろんですが、ステアリングも多くの種類が用意されていて自分好みのドライビング環境を整えることが可能です。
さらに精度の高いFFBにより、正確無比なステアリング操作を実現。このFFBは立ち上がりが滑らかなところがあるため好みは分かれますが、上手く味方に付ければさらなるタイムアップも可能となるでしょう。
それでは最後に、ハイエンドモデルもチェックしていきましょう。
T-GT(THRUSTMASTER)
世界的に有名なレースシム『グランツーリスモSPORT』の発売とほぼ同時期にリリースされたのが、THRUSTMASTERのT-GTです。実勢価格は95,000円前後と、家庭用のハンコンとしては飛び抜けて高い印象がありますね。
確かにすぐに買える価格ではありません。しかし『グランツーリスモSPORT』を極めたいという方にとってはFFBはもちろんのこと、最適化されたステアリング周りのスイッチ類の配置や振動などのギミックが非常に心強く感じられ、魅力的に映ることでしょう。
まとめ
今回は、今人気のハンコン6種類を見てきました。
価格が高かったり場所を取ったりとデメリットもあるハンコンですが、やはりクルマのゲームを愉しむならより本物に近い環境でプレイしたくなるもの。導入のメリットは計り知れないので是非ご家族を説得して頂いて、みんなで愉しんでみてはいかがでしょうか。
きっと、もっと家族の距離が近くなって共通の話題が増えることでしょう。
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