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ミニバンの自動ブレーキ性能ランキング!一挙6車種比較

今やさまざまなクルマに標準で装着されつつある、自動ブレーキ。ミニバンもこの例に漏れず、各社とも主力車種に最先端の技術を盛り込んでいます。

ここでは以前取り上げた国産車ミニバンのデータをもとに、自動ブレーキの性能にフォーカスしてランキングを作成しました。安全に関わる装備だからこそ、しっかり選びたい…ぜひこのランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。

また、自動ブレーキの機能についても詳しく解説していきます。

ミニバン自動ブレーキ性能ランキング

対象とした6車種の自動ブレーキの性能をもとにしたランキングを以下に記載します。

順位 車名 衝突回避
支援
自動ブレーキ
作動速度
歩行者検知 誤発進抑制
1 アルファード
/ヴェルファイア
自車との
速度差
~40km/h
対歩行者
~80km/h
対車両
~180km/h

一部に
標準装備
2 オデッセイ
フリード
ステップワゴン
自車との
速度差
5km/h~
~80km/h
3 セレナ ~30km/h ~80km/h
オプション
4 ノア
/ヴォクシー
/エスクァイア
~30km/h ~80km/h × ×
5 シエンタ ~30km/h ~80km/h × ×

自動ブレーキの性能が横並びになりつつあるように見えても、依然としてランキング上位と下位では様々な差があることがわかります。特に1位のマイナーチェンジ後のアルファード/ヴェルファイアは世界最高レベルの水準の性能となり、他社の追従を許さない状況にあります。

Honda SENSINGの展開によって、オデッセイ・ステップワゴン・フリードは横並びとなりました。車格問わずに安全装備を充実させる姿勢はユーザーにとってありがたいですよね。

ここからは、対象の各車種について細かく見ていってみましょう。

第5位:トヨタ・シエンタ

「自動ブレーキ」「車線はみ出しアラート」「自動ハイビーム」の3つを核としたシステム「Toyota Safety Sense C」を装備しているのが、シエンタです。自動ブレーキのシステムとしては、シンプルな単眼カメラとレーザーレーダーという構成になっています。

10~80km/hという範囲内で作動するため、一般道での常識的な運転速度ではしっかりとアシストしてくれるという認識で良いでしょう。

ただウィークポイントがあるとすれば、このシステムでは歩行者の検知ができないという点です。今後の改良が期待されます。

第4位:トヨタ・ヴォクシー/ノア/エスクァイア

トヨタの看板車種である、ヴォクシー・ノア・エスクァイアにも自動ブレーキはもちろん用意されています。

これらもシエンタ同様「自動ブレーキ」「車線はみ出しアラート」「自動ハイビーム」などの機能がコアとなる「Toyota Safety Sense」を装備。作動範囲もシエンタと同じく10~80km/hとなっています。

このほかにも「先行車発進告知機能」や急発進・急加速を抑制する「ドライブスタートコントロール」、坂道での発進をスムーズにする「ヒルスタートアシストコントロール」などが備わっているのが特徴です。ただしこのシステムも歩行者までは検知できず、誤発進抑制機能も備わりません。

第3位:日産・セレナ

今もっとも注目を集めているミニバンの1台である、日産・セレナ。運転支援技術「プロパイロット」が話題となっていますが、それを支える重要な機能として自動ブレーキが存在しています。

日産では「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」と呼称。対クルマはもちろんですが、対歩行者についてもディスプレイへの警告表示やブザーでドライバーに回避操作を促します。そして必要とあらば自動的に緊急ブレーキを作動させ、事故を軽減・回避するのです。

ただこの自動ブレーキ機能は10~80km/hの範囲内で作動しますが、歩行者に対しては60km/h以上では作動しない点に注意が必要でしょう。

第3位:ホンダ・フリード

コンパクトミニバンクラスの人気を牽引している、ホンダ・フリード。

もちろん安全面に関しても抜かりなく、自動ブレーキ(衝突軽減ブレーキ)など8つの機能(歩行者事故低減ステアリング、アダプティブ・クルーズコントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能)を盛り込んだ「Honda SENSING」を装備しています。

自動ブレーキは、ミリ波レーダーと単眼カメラを用いた方式を採用。前走車はもちろん、対向車や歩行者に対しても検知をおこなって必要な時にブレーキ操作をアシストしてくれます。作動範囲も幅広く、100km/hまでの速度に対応しているのは安心ですね。

第2位:ホンダ・ステップワゴン

昨年9月にビッグマイナーチェンジがおこなわれ、より精悍な印象となったホンダ・ステップワゴン。ハイブリッド車が追加されるなどのトピックが大きく目を引きますが、安全装備に関しても先進のものが備わっているのが特徴です。

ホンダの誇る運転支援システム「Honda SENSING」はミリ波レーダーとカメラで対象物を正確に捉え、ドライバーの操作をアシスト。

平成29年度自動車アセスメントの予防安全性能評価において、最高ランクの「ASV++」を獲得しています。非常に激戦区の5ナンバーミニバンクラスにおいて、この安全性能は大きなアドバンテージと言えるのではないでしょうか。

第2位:ホンダ・オデッセイ

昨年11月にマイナーチェンジがおこなわれた、ホンダ・オデッセイ。ホンダのフラッグシップミニバンを語るにふさわしい安全装備が備わっており、安心してドライブが愉しめるのが特徴です。

先進の8つの機能を備えた安全運転支援システム「Honda SENSING」は、自動ブレーキももちろん装備。精度をより向上させたミリ波レーダーと車両前方60mまでの車両や歩行者を検知する単眼カメラにより、確実な事故軽減・回避を実現しています。

また前走車や障害物が自車の近くにある際に急激なアクセル操作が行われた場合の衝突事故を軽減する誤発進抑制機能も装備されており、安心です。

第1位:トヨタ・アルファード/ヴェルファイア

2017年末にマイナーチェンジ(発売は2018年1月から)がおこなわれたトヨタ・アルファード(ヴェルファイア)には、今もっとも進んだトヨタの安全運転支援システム「Toyota Safety Sense(第二世代)」が装備されています。

システムは単眼カメラとミリ波レーダーで構成されている点では従来の「Toyota Safety Sense P」と変わりありませんが、精度が飛躍的に向上。クルマはもちろん、歩行者(昼夜)や自転車(昼)にも対応しているのが特徴です。

この自動ブレーキは、10~80km/hの速度域で作動。歩行者との速度差が40km/hの場合、衝突回避・被害軽減をサポートしてくれます。

知っておきたい、自動ブレーキの機能

「車輌検知」「歩行者検知」「自転車検知」って?

自動ブレーキの歴史はまだ浅く、2003年にホンダ・インスパイアに装備された「CMBS」が先駆けと言われています。ただしまだ完全に停止する技術までは備わっておらず、この機能についてはスバルの「アイサイト(Ver.2)」登場まで待たなければなりませんでした。

その後各社の技術競争が次第に激しさを増し、現在では軽自動車にも簡易的な自動ブレーキが装備されるまでに至っています。自動ブレーキは「前走車に対し極端な速度差が生じた場合、追突事故などを回避するために緊急ブレーキをかける」という目的がメインとして挙げられますが、自動車事故は対歩行者や対自転車というシチュエーションもありえますね。

最近ではセンシングの精度(特にカメラ)が大幅に向上したため、歩行者や自転車なども検知できるようになりました。ただ高精度のシステムが装備されている車種は限られているので、購入前にしっかりと確認されることを強くおすすめします。

後退時出力抑制機能とは?

いわゆる「誤発進抑制機能」と呼称されるものです。

近年高齢ドライバーなどの増加でアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発しているのは、報道などで皆さんもご存知でしょう。こういった事故はコンビニや小規模なスーパーの駐車場などで起こるケースが非常に多く、屋内の人を巻き込む可能性も十分にありえます。

こういった事故を防止するのが誤発進抑制機能で、たとえばトヨタ車の場合はICS(インテリジェントクリアランスソナー)と呼ばれる超音波を用いた装置によって壁などの対象物を検知する仕組みです。

ブレーキと間違えてアクセルを踏むと、まずブザーとディスプレイでドライバーに警告。その後エンジンの出力を抑制し、急発進をしないようにコントロールします。

ドライバーが警告を無視し続けた場合は、自動ブレーキにより緊急停止。被害を最小限に抑えます。

夢のシステムが実現!「正面衝突被害低減機能」

常に一歩進んだ安全装備を実現することで知られる、ボルボ。そのボルボが、新型V60に世界初の「正面衝突被害低減機能」を装備したことで話題となっています。

これは自動ブレーキのセンサーを用いたもので、50~100km/hの速度域で正面衝突の被害を軽減する仕組みです。このシステムにより衝突時の自車速度を10km/h程度落とすことが可能になり、衝突時のエネルギーを大幅に低下させて乗員を守ることが期待されます。

ボルボでは2020年までに新しいボルボ車での交通事故による重傷者や死亡者をゼロにする「VISION2020」という活動をおこなっており、この新型V60はその最大の切り札と言えるでしょう。

ちなみにこの新型V60は、2018年秋にも日本で発売が予定されています。

自動ブレーキに関する疑問

なぜ一定車速以上は止まれないの?

結論から先に言えば「スピードによっては、障害物を正確に検知できないから」ということです。

自動ブレーキのシステムをつかさどるセンサーやカメラは定められた速度範囲内であればその性能を発揮することができますが、やはり機械ですので処理の時間などがある程度必要になってくるのはおわかりいただけるでしょう。

すべての速度域で作動するものではないので、テレビCMやカタログにもあるようにシステムを過信せずに安全な運転を常に心がけるようにしてください。

メーカーによってシステムが違うみたいだけど…?

ひと口に自動ブレーキと言っても、自動車メーカーでさまざまな方式があります。

①赤外線式

もっとも廉価なシステムで、軽自動車~コンパクトカーに多く採用されています。検知速度の上限は30km/hが上限と低く、スピードを落として衝撃を和らげる程度しか期待できません。

②ミリ波レーダー式

遠方の障害物も正確に検知できるのが特徴。システムの価格が安くなってきたことで、搭載車種が増えてきました。ただ制御自体がまだ難しい部分があり、メーカーごとに性能差が大きいのも事実です。

③カメラ式

スバルの「アイサイト」に代表されるシステムで、カメラでクルマや歩行者などを検知して必要に応じて自動的に緊急ブレーキをかける方式。測定距離はミリ波レーダー式に劣りますが、コスト面から現在もっとも実用的な方式とされています。

④ハイブリッド式

上記3点の弱点を補うべく、たとえば「カメラ+ミリ波レーダー」といったように複数の装置でセンシングをおこなう方式。コストはかさみますが、もっとも予防安全性能が高く上級車種で装着されることが増えています。

どこのメーカーが一番進んでいるの?

上記のように多くの方式がある自動ブレーキ、そうなると「どこのメーカーの自動ブレーキが一番優れているの?」と考えるのは自然な流れでしょう。

実は自動ブレーキの部品を供給するメーカーは絞られており、国産車に多く採用されているのはドイツのコンチネンタル社製のものです(トヨタ、マツダ、スズキなど)。次いでイスラエルのモービルアイ社(日産)、日本の日立オートモティブシステムズ社(スバル)が続きます。

コンチネンタル社製のものはハイブリッド式を、モービルアイ社製のものと日立オートモティブシステムズ社製のものがカメラ式を採用。カメラ式はハイブリッド方式と比較するとセンシング能力では若干劣る点がありますので、安全性を最優先したい方はコンチネンタル社製の自動ブレーキシステム装着車を選ぶとベターでしょう。

まとめ

装着車種が増えてきた、自動ブレーキ。方式も様々で、それぞれの違いもよくおわかりいただけたのではないでしょうか。

しかしどんなに便利になったとはいえ、クルマを運転するのはあくまでもわれわれ人間の仕事。先述したようにシステムを過信することなく、普段から安全運転を心がけてくださいね。

 

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