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ホイールスタンドプロレビュー

バンドルコントローラーの悩みの種といえば設置。

自分に合ったドライビングポジションが取れるか、設置スペースや収納、フォースフィードバックやペダル操作に負けない剛性を保てるかなど、悩みの種は多岐に渡りますよね。

今回はそんなハンコン台の中でも世界的に売れている、『ホイールスタンドプロ』のレビューをします!

ホイールスタンドプロ社とは

『ホイールスタンドプロ』は、2008年にハンコンスタンドを世界で初めて製品化したポーランドのメーカーです。

ポーランド製のスチールを使いバンドクラフトしているという特徴を持ち、ハンコンスタンド市場における世界の販売シェアは1位と評価も高いです。

ハンコンスタンドだけでなく、フライトシミュレータのスタンドも製造しているそうですよ。

ホイールスタンドプロの選び方

大きく分けて2種類

ではホイールスタンドプロ社のハンコンスタンドにはどんなものがあるのか、具体的に見ていくことにしましょう。

スタンドには大きく分けて二種類、『V2』と『DELUXE V2』があります。その違いはサイズです。

名称奥行き(cm)幅(cm)高さ(cm)重さ(kg)
V259.539.59.57未満
DELUXE V27044.59.58未満

現在の主流はDELUXE V2。ハンコンの進化に伴ってそのサイズが大きくなってきたためです。

ハンコン製品に合わせてさらに細分化

V2とDELUXE V2の本体自体は共通で、各ハンコン製品の取り付け方(特にペダル側)に応じて、梱包されるステーやネジなどの部品のバリエーションがあります。

代表的なものを以下に挙げます。

  • Driving Force GT PRO EX FX 向け
  • Logitech G29 G920 G25 G27 向け
  • Thrustmaster T300RS TX TMX T150 向け

基本的には使用するハンコンに合わせて商品を選べばよいのですが、Thrustmaster向けのものの中にはG29/G920/G25/G27向けのステー類が含まれているため、Thrustmaster向けを買っておけば事足りてしまいます。

Thrustmaster向けと G29/G920/G25/G27向けでシフターステーの形状は異なるものの、実はThrustmaster向けに取り付けることが可能。Thrustmaster向けは汎用品と捉えられるかと思います。

実車さながらにシフターを手前に設置できる別売オプションもあり、こちらもかなり魅力的です。。

開封、組み立て

国内正規品には英語の説明書に加えて、日本語の説明書も入っています。日本語の説明書の方が丁寧で読みやすかったです。Youtubeにも組み立て動画がありますので、私はそちらを見て組み立てました。

ハンドルの固定

今回私が取り付けたのは、以下の組み合わせ。

  • スラストマスター T300RS TX TMX T150 レーシングホイール用 ホイールスタンドプロV2
  • ロジクール G29

前章でご説明した通り、Thrustmaster向けの製品にG29を取り付けました。

ハンドルの固定には同梱のネジとG29側のクランプを使うので強固に固定できます。

ハンドルステーのパイプの取り付け部にコード類を通し、同梱のタイラップを使えばコード類もスッキリまとめられます。

ペダルの固定

G29のペダルは裏にネジ穴があるので、同梱のステーを使ってガッチリと固定できます。

このステーを使ってACアダプターも固定できるのはかなりポイント高いです。見た目をかなりスッキリ整理することができますからね。一緒にコードをまとめておいても良いかと思いますよ。

完成!

15分位で組み立てられるかと思います。私は撮影しながらだったので、もっと時間かかってますけどね(笑)

工具は同梱されているし、特に難しい箇所もなかったですよ。

ハンコン台って大量に売れる製品ではないので、「スチールパイプを溶接して組みました!」って感じの武骨なデザインになりガチ。

しかし本品は、つや消しと鏡面をうまく組み合わせて、シンプルながらもなかなかカッコよい雰囲気。ロゴもいいアクセントになっていますね。

私が実際に開封・組み立てを行ったときの動画を貼っておきます。

《追って動画を掲載しておきます》

ドライビングポジション合わせ

組み立てが終わったら、次はドライビングポジションを合わせていきます。

まずはプレイ用のイス選びですね。イス選びは本当に重要。実際にさまざまなイスとマッチングさせてみましたが、特に重要なのは座面の高さでした。

私の好みとしておススメしたいのは、レーシーな雰囲気のある低めのシートポジション。だいたい30cm前後の座面高のものがシックリきました。

40cmなどもっと高めのものになると乗用車的な雰囲気を感じてしまいます。

私のベストはキャンプ用のローチェアでした。フレームがシッカリしたものの方がよいと思います。アウトドアチェアは折り畳みもできるし、片づけにも便利ですね。

写真は身長178cmの私の体格に合わせたドラポジの例です。

これより低いイス、座椅子なんかもプレイできなくもないです。

が、アクセル全開で足が伸び切るため、ペダルが踏みにく印象。

座布団などでもう少し座面を上げたいところです。

プレイ自体は問題ない程度ですが、もう少し楽にアクセルを踏みたいですね。座面を上げれば良くなることはわかるので、せっかくのフォーミュラーカー的な雰囲気のポジションに合わせて、ペダル側を上げてみました。

ひとまずコロコロコミック1冊分で改善
2冊分でだいぶ良くなりました

厚手の漫画雑誌を挟んで調整してみたら、だいぶ楽になりました。若干ハンドル側に重量バランスが寄ってしまうので、気になる方は座椅子の座面上げも検討して頂くのも良いかと思います。

イス4種を使ったドラポジの設定風景を動画に撮っていますので、気になる方はこちらも合わせてご覧ください。

設置時寸法・重量

このドラポジに合わせたときの設置寸法は以下の通りでした。遊ぶスペースが足りるかどうかの確認の参考にしてください。イスやドラポジの好み・体格で変化するので、あくまでご参考程度に。

また参考として、ハンドルポストを垂直にした場合の高さの目安を以下にメモしておきます。

G29ハンドル上部ハンドルマウント面
最大高さ(cm)9772
最小高さ(cm)7247

重量も計っておきました。個体差などあるかと思いますが、目安としていただければ。

スタンドのみG29含む
重量(kg)611.35

収納性

折りたたんで収納できる

ホイールスタンドプロは、クイックリリースレバー一つで簡単に折りたたむことができます。

私がこれまで使っていたハンコン台は全く折り畳みできませんでしたので、これはうれしい。イスも折り畳みのものを使えば非常にコンパクトになります。

収納時寸法

G29で折りたたんだときの寸法がこちら。高さが45cmとなります。G29は3ペダルですからハンドルポストとブレーキが当たります。ペダルを踏んだ状態にすればもう数cm高さは減らすことができますね。

2ペダルのタイプであれば、ペダル間にポストがハマってよりコンパクトに片づけられます。

実際にG29を強引にオフセットして取り付けてみたのが以下の写真。

こうすることで、さらに4cm程下げられました。

数値としてはたった4cmですが、1割高さが減ったことになりますから、見た目の差は大きいですね。

片づけ方

通常はイスを片付けて、ハンドルを折りたたんで置いています。

邪魔になるときには、横にして置くとあまり気にならなくなります。

長期間使わない場合には立てて片づけるという方法も。押し入れの中に立てかけるなど、ハンコンともども仕舞っておけますね。

ただ、倒れないようにバランスには気を付けて。

プレイ感

剛性感は大満足

一番に感じたのは剛性の高さ。

一本脚のハンドルポストなので剛性が気になっている方は多いのではないでしょうか。

私も不安でしたが、実際はパイプ径がかなり太くそして肉厚であるため、ガタツキやしなりは少なくとも私には全く感じられませんでした。

重量があることもこと安定感に対してはプラスに働きますね。

ペダルがズレない

剛性と共にもう一つ気になるのがペダルのズレ。

ストレートエンドのフルブレーキングなどついつい力が入ってまいがちですし、ブレーキ反力のあるG29であればそれはなおさらでした。

ホイールスタンドプロではペダルコントローラーの台を、パイプにある黒いゴムにステーを使って押し付けます。これがガッチリとハマり、ペダルコントローラーが台の上でズレるということは全くありませんでした。

本体自体も滑り止めのゴムの具合がよく(航空産業用のゴムなんだとか)、フローリングにしっかりグリップするため、これまた滑ってズレる気配がありません。

もはや本体に対してイスの方が動いてしまうときもあり、今度はイスの足に滑り止めが必要になったくらいです(笑)

一本脚は特に気にならない

ハンドルポストが一本脚のタイプでは、ペダル操作の邪魔にならないか心配な場合もあるかと思います。

私が自作したハンコン台も、購入したシート一体型のプレイシートも全て1本脚。しかし、プレイ中に特に邪魔だと感じたことはありません。

ポイントはシートの近くにハンドルポストを持ってくること。

ホイールスタンドプロでもポストとペダルの距離が多少離れて置けることから、3ペダルタイプのG29で左足ブレーキやヒール&トゥなどしてみても特に邪魔だと感じることはなかったです。

乗り降りで邪魔に感じることはありますが、イスと別になっている本品ではそれもあまり気にならなかったですね。

使用するイス、体格や感じ方など個人差はあると思いますので、一つの参考にしてください。

ドラポジの設定範囲が柔軟

ホイールスタンドプロは、

  1. ハンドルポストの角度
  2. ハンドルポストの長さ
  3. ハンドル取り付け台の角度
  4. シートとの距離
  5. ペダルとハンドルポストの間隔

の5点でドラポジを設定します。 これが想像以上に柔軟です。

試しに我が家の息子達のドラポジを合わせてみたんですが、3歳から10歳までそれぞれのドラポジに合わせることができました。

子供にはペダル位置を前にスライドさせると良い

以下にその風景を動画にしてみました。子供にプレイさせてあげたいと思っている方は、こちらをご覧ください!

気になったポイント

次に使ってみて気になったポイントが一つだけあったので、ご紹介しておきます。知った上で購入すると後悔も少ないはず。

ハンドル板の角度調整に工具が必要

スパナと六角キーレンチで調整

ハンドル取り付け板の角度調整に工具が必要です。

工具自体は同梱されているので親切ではあるのですが、友人だとか子供達と交代で遊ぶときにドラポジの調整で工具が必要になるのは多少面倒です。

ただ、ポストの角度と長さは工具なしで調整できるので、体格差があまりないのであれば問題になる場面少ないでしょう。普段のプレイが一人であれば、問題にすらなりません。

また、『カムレバー』で検索するとポスト側に使われているようなクイックリリースレバーが探せるので、自己解決の余地もあることを付け加えておきます。

レビュー動画

最後に本レビューの動画版も作っていますので、良かったらこちらも一緒にご覧ください。

まとめ

今回はレースゲーム・レースシム用のハンドルコントローラー用スタンド、『ホイールスタンドプロ』をご紹介しました。

自作品や無名メーカー品のハンコンスタンドを使ってきた私にとっては、驚くほどのクオリティ。世界的に売れている事実は伊達ではなく、非常におススメできる製品でした。

購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

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