安全運転をサポート!SUV運転支援システムランキング
今や当たり前の装備となっているほどに浸透した、自動ブレーキ。快適な運転をサポートしてくれるのにひと役買っています。
自動車メーカーの顔とも言えるSUVにも装着車が増えてきており、各社技術競争にしのぎを削っているのが現在の状況です。
そこで今回は、そんな運転支援システムが充実しているSUVをご紹介。今もっとも進んだSUVは、どのクルマなのでしょうか。見ていくことにしましょう。
Contents
運転支援システムとは
まずその前に運転支援システムとはどのようなものを指すのか、おさらいをしておきましょう。
言葉の意味としては、その名のとおり「ドライバーのミスや見落としをクルマがサポートし、安全な運転を行う装置」となりますね。先ほど出てきた自動ブレーキも、運転支援システムを構成するデバイスのひとつです。
自動車メーカー各社でさまざまな名称がありますが、
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 自動車線維持支援システム(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- 車線逸脱防止支援システム
- 道路標識認識
- 自動速度制限装置
- ヒルディセントコントロール
- ブラインドスポットモニター
- 自動駐車
などが運転支援システムを構成する要素となります。
運転支援システムの究極形、自動運転
マスコミなどでも取り上げられることが増えてきた技術に、自動運転があります。
自動運転のレベルはレベル0~5までの6段階に分かれており、現在一般的に普及しているのはレベル2までのものです。ちなみにそのレベルの定義は、以下のとおりとなります。
レベル0 | ドライバーが常にクルマの操作を行う状態(完全手動運転) |
レベル1 | 加速・操舵・制動のいずれかをシステムが支援する状態(自動ブレーキなど) |
レベル2 | 加速・操舵・制動のうち、同時に複数をシステムが支援する状態 |
レベル3 | システムが加速・操舵・制動を行うが、システム側から要請があった場合はドライバーが対応しなければならない状態 |
レベル4 | 加速・操舵・制動をシステムがすべて行い、極限環境でない限りドライバーがまったく関与しない状態 |
レベル5 | 完全自動運転。安全に関わる運転操作や周辺監視をすべてシステムが司る状態 |
今もっとも安全なSUVは?運転支援システムを搭載したSUVを紹介!
ここまで読んで頂くと、運転支援システムについて大筋は理解して頂けたのではないでしょうか。
それではここからは具体的に、先進の運転支援システムを搭載したSUVをランキング形式でご紹介します。
なお今回は一般的に購入しやすい、エントリークラスやミドルクラスの車種を中心に構成していることを始めにご理解ください。それでは、順に見ていきましょう。
国産車部門
第5位:トヨタ・C-HR
エモーショナルなルックスと高い走行性能、優れた経済性で人気を呼んでいるトヨタ・C-HR。運転支援についても抜かりはなく、ミリ波レーダーと単眼カメラを用いた「Toyota Safety Sense」を装備しています。
衝突被害を軽減する自動ブレーキはもちろん、車線逸脱を警告してステアリング操作をアシストするレーンディパーチャーアラート、全車速追従機能付きのアダプティブ・クルーズ・コントロールといった機能も備わっているのです。
第4位:日産・エクストレイル
「自動運転」という言葉を広く一般に認識させた技術に、日産の「プロパイロット」があります。
単眼カメラで先行車や前方の車線を検知し、停止から高速走行時に至るまで加速、操舵・制動をアシスト。センシング能力も非常に高く、快適なドライブを愉しむことができます。
ただし自動運転と言っても前述したレベル的にはまだ「レベル2」相当の技術ですので、事故などの際の責任の所在はドライバーにあることなどには注意が必要です。
第3位:スバル・フォレスター
昨年デビューした、現行フォレスターにも先進の運転支援システムが搭載されています。それが、おなじみの「アイサイト」を核とした「アイサイト・ツーリングアシスト」です。
0~120km/hの車速域で加速・操舵・制動を自動でアシストし、ドライバーの運転負荷を軽減するのが特徴となっています。
先行車がいない場合でも区画線を認識することで車線内中央を維持し続け、安心・安全なドライブを的確にサポートしてくれるのは心強いですね。
第2位:マツダ・CX-8
マツダの旗艦SUVであるCX-8も、運転支援装備が充実しています。
衝突被害を軽減する「スマート・ブレーキ・サポート」をはじめ、60km/h以上で走行中に車線逸脱を防ぐようステアリング操作をアシストする「レーンキープ・アシスト・システム」、設定した車間距離を保つよう自動で車速を調節する「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」など、今考えられる中でもっとも進んだ運転支援システムを搭載したクルマと言えるでしょう。
第1位:ホンダ・CR-V
昨年日本市場に久々に導入されたホンダのSUVである、CR-V。ホンダの運転支援技術の代名詞とも言える「Honda SENSING」を全車に標準装備しているのが特徴です。
「衝突被害軽減ブレーキ」「誤発進抑制機能」「歩行者事故軽減ステアリング」「渋滞追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール」など、9つの機能でドライバーのミスや見落としをリカバリーしてくれます。
遠出が多いドライバーには、とても嬉しいシステムですね。
輸入車部門
第5位:レンジローバー・ヴェラール
レンジローバーブランドの最新SUVである、ヴェラール。
運転支援システムも充実しており、自動ブレーキをはじめ車線逸脱警告装置、スピードリミッター付きクルーズコントロールなどが装備されています。
そのほかのユニークなシステムとしては、車体に搭載される4台のカメラで周囲の映像を合成してタッチスクリーンに表示する「サラウンドカメラシステム」などがあり、ドライバーの死角を減らして快適な運転をサポートしてくれるのです。
第4位:メルセデス・ベンツ・GLA
メルセデスのエントリークラスSUVであるGLAも、一歩進んだ運転支援システムが搭載されている1台と言えるでしょう。
「レーダーセーフティパッケージ」に含まれている「ディスタンスパイロット・ディストロニック」は車間距離を自動でキープするのはもちろん、車線維持のサポートもおこなってくれます。
さらに長時間の運転によるドライバーの疲労を検知する「アテンションアシスト」も備わり、安全運転を補助するのも特徴です。
第3位:フォルクスワーゲン・ティグアン
ディーゼルAWD車「TDI 4MOTION」が追加され、ラインナップが充実したフォルクスワーゲン・ティグアン。運転支援システムについても評判が高く、渋滞時追従支援システムや車線維持アシストシステムなどをベースグレードから標準で装備しています。
アダプティブ・クルーズ・コントロールも全車速に対応しており、車両の価格を考えると、この装備は大変充実したものと言うことができるでしょう。
実にお買い得感が高いクルマです。
第2位:アウディ・Q2
自動運転の研究がもっとも進んだメーカーのひとつに、アウディがあります。そのベーシックレンジを担うQ2も、アウディの掲げる先進的な思想を体現したクルマです。
アダプティブ・クルーズ・コントロールは0~200km/hまで対応し、10~65km/hの速度域においては歩行者を検知してクルマが危険と判断した場合には自動でブレーキをアシスト。刻一刻と変わる道路状況に柔軟に対応し、ドライバーや同乗者、歩行者を守ってくれます。
第1位:ボルボ・XC40
輸入車部門において堂々の1位に輝いたのは、ボルボのもっとも小さなSUVであるXC40です。
「インテリセーフ」と呼ばれるボルボの安全機能を16種類装備しており、その中には静止時ブレーキ維持機能を持つ自動ブレーキや全車速対応のアダプティブ・クルーズ・コントロール、高度な運転支援機能であるパイロット・アシストなどが含まれています。
小さいクルマだからと言って決して安全に妥協しない、ボルボの思想が反映されているのです。
まとめ
ここまで、運転支援システムが充実したSUVを見てきました。
プレミアムなクラスになればこのようなデバイスは高度なものになるのは当然ですので、今回は先述のとおりにあえて販売のボリュームが高いゾーンに絞ってあります。
今後クルマを購入する際の参考にして頂ければ嬉しいです。もちろんこれらのシステムはあくまでもドライバーを「サポート」するのが目的のものですので、システムに頼った運転をせず、今後とも安全運転に努めていきましょう!
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