オートキャンプ入門!初心者の気になるポイント9つ
オートキャンプ入門として初心者が気になる情報をトピック別に説明します!
オートキャンプがどのように行われるのかに始まり、楽しみ方や費用、必要な道具など、オートキャンプのイメージを掴みはじめるための足掛かりになるような情報をお届け。オンシーズンは月に一回以上のペースでキャンプに行く我が家の実体験をもとにしていきます。
本記事で基礎知識を身に着けたあとは、ぜひオートキャンプへ出かけましょう!
Contents
オートキャンプとは?クルマで手軽に楽しむキャンプスタイル
オートキャンプとは、クルマを道具を積み込んでキャンプ地へ行き、純粋にキャンプを楽しむスタイルのことです。登山の宿泊方法としてのキャンプやバイクツーリングでのキャンプと区別として呼ばれています。
クルマでキャンプ場の中まで乗り入れ、クルマのすぐ横にテントやタープなどを張るキャンプ場が主です。荷物運びの大変さもなく、家族でのキャンプに適しています。
オートキャンプ自体は1990年代に一度ブームになりましたが、近年再燃。モノが飽和していく中で、自然の中で過ごすことが見直されていることがきっかけではありますが、普及を後押ししたのはブログやSNSで気軽に情報を集めたりできるようになったこと、Amazonなどのネット通販でグッズの入手が簡単になったことなどがあると感じています。
人気が高まるにつれて、グッズやオートキャンプ場も進化しています。
グッズは低価格なものから高級品まで幅が広がり、海外からの輸入品なども増えています。一昔前はキャンプ場へいくと緑色の似たようなテントでギッシリ、なんてこともありました。しかし、今は各人様々。色とりどりのテントを見ることができます。
オートキャンプ場も清潔なトイレや温水洗浄便座付きにはじまり、炊事場の給湯設備や温泉、子供向けの遊具など設備が充実した高規格キャンプ場なんてものもあります。女性が嫌悪するようなキャンプ場はずいぶん少なくなっていますよ。
オートキャンプの楽しみは?都会の喧騒から離れてのんびり。
オートキャンプの一番の魅力は、ホテル泊に比べて低価格で、子供達を自然の中で遊ばせられること。自然の中でゆったりとした時間を過ごせること。私自身、日々の仕事の疲れや都会の人込みから解放されたいという気持ちがキャンプをはじめたきっかけでした。
食事やお酒がいつも以上に美味しく感じるのもキャンプならでは。何もBBQだけでなく、焼き鳥でもいいし、ピザやローストビーフなどアイデア次第で色んな料理が楽しめるのも、嵩張る荷物も運べるオートキャンプならでは。クルマで地元の美味しい食材を探すのも我が家のお気に入りです。
夕食後には焚火が定番。焚火の前で夫婦や仲間で語らうのは幸せなひとときです。星空の下の静かな夜に、お酒なんかを片手にゆっくりと。少し寒いくらいが焚火の炎の暖かみを感じて心地いいんですよね。
キャンプに慣れてきたら、近場のトレッキングや川や海、湖での水遊び、釣りなどアクティビティを取り入れるのもいいですね。我が家では湖でのカヤックをはじめましたが、楽しみが広がって幸せ倍増ですよ。
オートキャンプに適したクルマは?荷物はどうにでもなる。はじめは何でもOK!
オートキャンプというと、ノアなどの箱型ミニバンやレガシーなどのツーリングワゴン、そしてランクルのようなSUVのイメージが強いかもしれませんね。多くの荷物が積めるこれらの車種は、オートキャンプ場でも人気です。デリカやパジェロ、レガシーなんかは非常に絵になるんですよね。
一方で、軽自動車やミニ、セダンでだってキャンプに来ている方はたくさんいます!屋根にルーフキャリアを装着して荷物満載で来ていたり、工夫を凝らしてトランクに詰めていたりとちゃんとキャンプできています。むしろ、上級者っぽく見えることすらあります。
最近はコンパクト&軽量に収納できるグッズもずいぶん安くなりましたし、レンタル用品をうまく混ぜることもできます。車種にこだわらず工夫してキャンプをはじめることが一番だと思いますよ。
キャンプ場の料金費用は一泊5,000~10,000円程度が相場
キャンプ場の価格もピンキリになってきました。格安の公営キャンプ場も未だにありますが、設備が充実していたり手入れの行き届いた5,000~10,000円のキャンプ場が人気の中心です。それでも家族全員で泊まるホテル代に比べるとずいぶん安いのではないでしょうか。
地域差もあるでしょうが、1泊で10,000円を超える場所はあまりないですね。我が家は5,000円前後のところを選ぶことが多いです。
この値段で、車一台の駐車スペースとテント・タープを張るスペースが借りられます。キャンプ場によっては給湯設備や風呂、遊具、ピザ窯なんかもあったりして、選ぶ楽しみもあります。
用品をレンタルする場合には、これにプラスで掛かります。逆の言い方をすると、最初に用品を買ってしまえばあとはリーズナブルに旅行ができるってことになりますね。食事代も当然ながら自炊ですから、ホテルのレストランに比べると格安です。
ちなみに宿泊地の名物を買い食いというお手軽スタイルもありますので、自炊必須という訳ではないです。我が家は結構このスタイルで手抜きキャンプを楽しんでいます。
オートキャンプはどんな日程になるか。時間の流れを掴む
ここで、オートキャンプのイメージを掴む参考としてキャンプ当日がどのように進むか、スケジュール感をお伝えしておきたいと思います。
チェックイン
まず当日は12時~13時以降にチェックイン可となるキャンプ場が多いです。ここから夕方までの間にチェックインしてサイトを設営することになります。もっと早くからチェックインしてゆっくりキャンプを楽しめる「アーリーチェックイン」というオプションが選べる場合もありますよ。
我が家は前日に荷物を準備して、当日早朝に積み込み、現地付近のスーパーで買い出ししてチェックインすることが多いです。食材は事前に買っておくことが多いですが、当日に買い足したり、現地で調達することもあります。朝は早めに出発して、数時間のドライブでキャンプ地に到着、昼ごはんは外食してチェックインするか、現地で調達したものをつまみながら設営というパターンが多いです。
設営には30分から1時間かかります。子供達が小さいうちは奥さまが子供達を見ながら旦那さんが設営など、一人で設営することになるケースが多いです。だから結構時間がかかる。炎天下では設営待ちの時間にストレスが溜まりますので設営が簡単な用品を選ぶことも大事なポイント。
設営後
ここから大体17:00位までゆっくり過ごします。キャンプ場内だけで遊ぶ場合は設営後から缶ビール飲んでますね。。日が沈む前に夕食調理に着手しておくことがポイント。真っ暗になるとランタンの明かりだけに頼ることになり一気に効率が落ちます。
19~20時に夕食を終えることが多く、風呂付きのキャンプ場では風呂へいきますし、グループキャンプは大人の談笑タイムへ移行します。小さな子供達は21:00前に遊び疲れて寝ちゃいますね。
子供が寝始めたころには焚火をはじめ、22時位の消灯までもしくは場内ルールが許せば24:00位まで焚火を楽しむこともあります。
もちろん、お静かに。
翌朝からチェックアウトまで
朝は06:00前後に明るくなるので自然と起きます。焚火を付けながら朝の支度。一泊だと少しずつ片付けをはじめておきます。夜露でテントが濡れているときは、雑巾で軽く拭いておくと乾きが早いですね。朝食は簡単に済ませられるものと、温かいコーヒーやスープというのが定番。
チェックアウトは10:00~11:00が多いですが、11:00チェックアウトの会場を選んでおくと撤収に余裕ができて良いです。朝ごはんのあとはひたすら撤収。設営に比べるとずいぶん時間がかかります。早め早めに片づけておいたりふだんから整理しておくことがコツ。
チェックアウト後は昼食やおやつなど、寄り道をしながら帰ります。15:00位までに自宅に到着するように動くと、翌日に疲れが残りにくくおススメ。
連泊キャンプに一度はチャレンジを!
このように1泊キャンプでは結構バタバタと時間が過ぎます。慌ただしくて疲れるばかりに感じるかもしれません。そこで猛プッシュしておきたいのが2泊の連泊キャンプ。中日の時間がたっぷりあってキャンプのイメージが全然変わってきます。なるべく早い段階で連泊キャンプに挑戦してみてください。
オートキャンプに必要な道具。スモールスタートがおすすめ。
キャンプをはじめるにあたって気がかりなのは道具類ではないでしょうか。まとまったお金がかかる上に、どれだけ使うのかわからないし、自宅での収納スペースも必要になってきます。普段馴染みのない商品がピンキリであることから、大きさや買う基準も分からないことが多いです。
そして、経験論から行くとホームセンターにあるような格安品は、後で必ずといっていいほど買い直したくなります。「とりあえず」で買っちゃうくらいなら、レンタルする方法をおススメします。もちろん、ベテランになれば格安品を見極めるスキルも高まりますが、最初はなかなか失敗しがち。
実際に数十万円をキャンプ用品につぎ込んでしまった経験からいくと、いきなりテントから揃えるのは止めた方がいいのではないかと考えています。私のおススメは宿泊なしのBBQやデイキャンなどでも使えるテーブル・イス・調理器具類から買うこと。イスは他のレジャーでも使えますよね。
実際キャンプに行くと、ほとんどの時間をテントの外で過ごします。テントはほぼ寝るだけのスペース。リビングにあたるタープの下が主な活動場所になるんですよね。お金をかける順番としても、イスやタープに掛けた方がよりよい時間を過ごせることが多いです。
まずは快適なイスとテーブルを揃えて、寝袋やタープ、テントはキャンプ場で借りたり、コテージをキャンプ場を選んだりするなどスモールスタートを心掛けてはいかがでしょうか。車が許せば3人家族位までは車中泊という手もあります。
私自身、最初はコテージ泊のキャンプを数回経験してからテント泊に移行しています。テント泊であれば、寝袋なども揃えなければならなくなり、かなりの初期投資になりますよ。
おススメは春と秋!真夏は装備が安上がり。でも混む。
キャンプといえば夏休み!そんなイメージが強いかもしれません。
川遊びができるのは大いに魅力的ですが、場所によっては強烈に混むし、炎天下での設営・撤収はしんどいし、虫も多いしで結構過酷です。
でも私がおススメしておきたいのは春や秋のキャンプ。虫も少なめで人も少なめ。食材も美味しい。ベテランこそ真夏のキャンプを避けるという話もよく聞きます。我が家も夏休みは避けがちだったりします。
夏は寝袋が安いものでも良く、なんならタオルケットでも十分なときすらあります。初期コストを抑えられるというメリットはあります。しかし、色んな作業の手際も悪いはじめてのキャンプでは、悲惨な思い出になる可能性もあるので、あまりおすすめはしていません。行くならベテランキャンパーを探して一緒に行くと良いでしょう。日よけのタープもしっかりしたものを持っているだろうし、設営撤収も手伝ってくれますしね。
キャンプ場の選び方。最初は高規格で芝サイトがおすすめ
キャンプ場は様々ありますが、何事も最初が肝心ですw
特に奥さまをはじめとした女性陣を味方に付けなければ、後々に響きます。
安価で清潔なサイトもありますが、最初は多少料金が高くても人気で高規格なキャンプ場がおススメです。
特にトイレの清潔さとお湯が出るところ、近くに温泉など風呂に入れる施設があるなど水回り関係を重点的に見て選ぶと良いかと思います。口コミなどを調べるときにも、注意してみてくださいね。
テント泊をするのであれば、駐車場のすぐ隣に設営できるところがいいですね。そして傾斜がないところ。最初は微妙な傾斜が気になって眠れないこともあります。回数を重ねれば、どうにかできるようになることもありますが、最初は特に気にした方が良いかと。
サイトの下はできれば芝が一番寝心地はいいです。あとはしっかりとした土。砂地に近いところは立てるのも難しいですし、小石のところは質のいい寝袋マットがないと寝るのが厳しかったりします。キャンプの醍醐味という意味では芝生が気持ちいいのではないでしょうか。
キャンプに適した服装。長袖長ズボンが一番ですが、素材も大事。
ものの本には長袖長ズボンに帽子、タオルなんて書いてあります。しごく正論です。
妻もブヨに刺されたことがあり、高熱と激しい腫れに苦しんでいました。蚊のような虫刺されもイヤはイヤですが、ちゃんと対策しないとこのブヨやアブなどもっと怖い虫もいます。
特に林間部では、長ズボンがベター。最低厚手のレギンス。でもレギンス越しでも刺されることがあるようなので、長ズボンがベターという訳です。
正直、上半身はいつも長袖という訳にはいかないですが、速乾性の素材のロンTなど着ておくとよいでしょうね。
場所など次第では、リスク覚悟、かつ虫よけで武装して半ズボンを着ることもあります。草が生い茂ったところでなくても、リスクがあるということは十分頭にいれた上で肌を露出した方が良いです。
あとは防寒着も重要。山の夜はかなり冷え込むので、初夏くらいまでは小さく収納できるダウンジャケットなど持っていくときがあります。重ね着で温度調節しやすいように、Tシャツ、フリース、パーカー、ダウンジャケットなどいくつか持っていくとよいです。
焚火では火の粉が飛ぶことがよくあり、化繊のものはすぐに穴が開きます。綿素材のものは結構強いので、焚火のときに着る服は綿のものを一番上にできるのが理想ですね。そのための焚火ジャケットなんてものも売っているくらいです。舐めていると私みたいにお気に入りに穴が開いちゃいますよ。。。
まとめ
今回の記事では、オートキャンプをはじめてやってみようとする方が気になるだろうトピックについて解説していきました。私自身、まだまだ中級者レベルですが、たくさんのベテラン方に教えて頂いた内容も含めて書いています。ぜひ参考にして頂けると嬉しいです。
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