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新型デリカD:5情報のまとめ

クロカンミニバンとして長く根強い人気を持つデリカ。フルモデルチェンジを心待ちにしているファンが多く、新型が開発中であることは何度もスクープされています。

今回は、たびたび登場する新型のスクープ情報を調べ、トピック別にまとめました。(2018/5/16更新)

※冒頭の写真は現行モデルのものです。

登場時期

三菱デリカのフルモデルチェンジは「2018年中もしくは来年にズレ込む」というのが最新情報で、既に内々ではお披露目済みという噂です。

2018年3月で受注中止(現行モデルの生産中止)した現行デリカD:5ですが、フルモデルチェンジに先立って、2018年4月末に現行側のビッグマイナーチェンジがありました。

このマイナーチェンジは歩行者保護規制への対応が目的で、フロントバンパーの大型化が行われました。また、同時に特別仕様車の設定変更が行われています。

このマイナーチェンジと先述のフルモデルチェンジは別で、2018年3月期決算報告会の中の内容から2019年4月に登録開始だろうと見られています。それに先立ち2018年中に発表があるのではないかという予測が出ているわけです。

エクステリア

新デザインコンセプトの「デザインシールド」が採用されるのは確実

2017年東京モーターショー前に、上記のコンセプトモデルのようなイメージが出回っていますが、これが三菱からリークしたものであるかはハッキリとしていません。公式なイメージショットも発表されていませんね。

2017年、東南アジア向けに「エクスパンダー」という3列SUVが発表されましたが、このエクスパンダーにインスパイアされたデザインになっていると上のサイトではレポートされています。

三菱の新しいデザインコンセプト「ダイナミックシールド」が採用されていることは確実視されており、具現化されたSUV系のコンセプトカーが軒並みフォグランプのように見えるヘッドランプを採用していることから、エクスパンダーに似たデザインになるという予想もうなづけます。

現行デリカD:5は、タフなクロカンらしいデザインが人気の一つですから、エクスパンダーよりも無骨なデザインになって欲しいという声も多いですね。

2018年に入ってから以下のスパイショットが出回りましたが、現行型ビッグマイナーチェンジの試験車両だという見方も多かったです。しかしながら、ビックマイナーチェンジはフロントバンパープロテクターの大型化にとどまったため、フルモデルチェンジ車両のテストであったと見てよいのではないかと思います。

インテリア

インテリアのデザインコンセプトとでは、「ホリゾンタルアクシス」という水平基調を特徴としたものがあります。

過去・現行のデリカおよびパジェロも水平基調の機能的なインテリアデザインを持っており、このコンセプトを踏襲してくることはほぼ確実と考えられます。

ボディサイズ縮小も噂される居住性は

当然ながら3列SUVになることは間違いないでしょう。

ボディサイズとしては、現行相当になるという情報と、エクスパンダーのように少しサイズを落とすという情報の2パターンがあります。

少しサイズを落とすとすると、ノア・ヴォクシーのようないわゆるMサイズミニバンカテゴリに合わせることになるでしょう。現行モデルはMサイズミニバンの5ナンバーサイズと比較すると、長さ3cm、幅が10cm弱超えています。

現行モデルよりも、幅を10cm細くしてクロカンらしさを保てるとはなかなか思えないため、エクスパンダーのようにボディサイズを小さくする可能性は少ないのではないかと思います。

荷室は

現行モデルは3列目のシートの造りがしっかりしている点も高く評価されている一方で、3列目のシートが大柄のため3列目格納時の荷室が物足りないという意見が多く、中には3列目を取り外すユーザーもいるほど。

新型ではこの点が見直される可能性は高いですが、現時点では確かな情報はリークされていません。

本格的な4WDシステムを搭載するデリカは、大型のリアデフが邪魔になり、床下収納などにおいてライバルミニバンに比べて不利な点が否めません。新しいアイデアや技術刷新が望まれます。

メカニズム

ディーゼルエンジン一本化か。PHEVも後に続く可能性

※写真は現行モデルのものです。

パワートレーンについても、情報は様々ですが、現時点で最新のものではディーゼルのみのラインナップになるだろうということです。

現行デリカD:5は、デビューの2007年から5年後の2012年にクリーンディーゼルエンジンがラインナップに加わっています。

クリーンディーゼルは高価ではありますが、強大なトルクと燃費や燃料コストの低さからガソリン車を上回る人気を博しています。クロカンミニバンというキャラクターに合っていることもあるてしょう。

一方で、ライバルの最新クリーンディーゼルからすると静粛性や燃費に不満が残ることもあり、刷新を期待されています。

このような背景と現在の三菱の販売不振の状況から、新型ディーゼルエンジンによるラインナップ統一が有力視されているわけですが、ガソリン車にも一定の需要と、MIVECやダウンサイジングターボに代表される技術の蓄積があるため、まだ確定的とまでは見られていません。

近年の三菱自動車のもう一つの技術分野といえば「PHEV」ですよね。

アウトランダーPHEVの成功から、同じ4WDのSUVであるデリカにも搭載を望む声が高まっています。

アウトランダーPHEVは、前後2つのモーターを駆動用に使用する4WD。2LのNAエンジン一般道程度の速度域では発電に専念。モーターの効率が劣る高速域ではドライブトレーンにつながり、エンジンの最も効率のいい領域で走行できるのが特徴です。

後部にもモーターを使用する上に、通常のハイブリッド車よりも大きなバッテリー容量か求められる構成です。アウトランダーPHEVにしても3列シートモデルはラインナップできない以上、室内空間が求められるデリカに現時点の技術で搭載されるのが難しいと聞いています。(三菱関係者)

当初ラインナップではPHEVが加わらないだろうというのは、こういった背景がある訳です。

テコ入れ必須のディーゼルエンジンの出力

関連するパワートレーンは特に発表されていませんが、現行モデルの出力は以下をまとめました。

クリーンディーゼルの3列シート車といえばマツダのCX-8があり、こちらも排気量は2.2Lということでベンチマークとするだろうことは明白です。

燃費も出力も最新ディーゼルに後れを取っている状況ではあるため、大きなテコ入れをした新型エンジンの発表があるのではないかと期待していまいますね。

現行デリカ
ガソリン車
現行デリカ
 ディーゼル車
マツダCX-8
エンジン 直列4気筒DOHC16バルブ 直列4気筒DOHC16バルブ直噴 直列4気筒DOHC16バルブ直噴
排気量 2,359cc 2,267cc 2,188cc
最大出力 170PS/6,000rpm 148PS/3,500rpm 190PS/4,500rpm
最大トルク 23.0kg・m/4,100rpm 36.7kg・m/1,500~
2,750rpm
45.9kg・m/2,000rpm

 燃費

トランスミッション

現行デリカのガソリンモデルに搭載されるCVTでは、クロカン的な走破性という意味でも物足りないという意見が散見されました。クリーンディーゼルモデルの6速ATの方が評判は良かったように思います。

三菱の最新のトランスミッションは、2018年3月にデビューする「エクリプスクロス」から搭載されている8速AT。

このエクリプスクロスには、1.5Lガソリンに加えて2.2Lディーゼルエンジンもラインナップに加わる予定で、こちらも8速ATが採用されます。

新型デリカでも同じ8速ATが採用される可能性が高いとみられています。

三菱オリジナルで開発が進められるプラットフォーム

日産とのアライアンスが発表されたあと、今後デリカは日産エルグランドとプラットフォームを共用して開発が進められると噂されましたが、次期型デリカD:5は三菱オリジナルのプラットフォームで開発が進んでいると否定されたとの噂です。

現行デリカは、専用のフレーム構造でクロカンらしいタフなボディを実現していましたが、次期型でもこの特徴は継続されそうです。

最新の情報では、このフレーム構造はそのままキャリーオーバーになると言われています。

足回り

現行モデルも最新のエクリプスクロスも、フロントがストラット、リアがマルチリンクというサスペンション形式になっています。

この足回りの形式は,近年の三菱の4WDモデルの定番と化しています。新型デリカもノウハウがたまったこの形式になることが予想されます。

価格

ハッキリした価格情報はスクープされていませんが、ディーゼルにしてもPHVにしても、はたまた直噴ターボになったとしても、今より低価格なパワートレーンになるわけではない以上、現行モデルと同等以上になるのではないか、というのが大方の予想として囁かれています。

まとめ

まだまだ憶測の域を脱することができていない新型デリカ。

エクリプスクロスのデビューで息を吹き返そうとしつつある三菱ですが、長く売れ続ける大黒柱として全力で開発してくるであろうことは明確です。

クロカンミニバンという独自のポジションを気づいていますが、さらなる独自性の追求でファンを増やしてくれることを期待せずにはいられません。

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